小国巡礼

とっても久しぶりに更新。なのに投げやり更新ですみません。

苦痛だった建築士の試験もいろいろな意味で終わったので久しぶりにバイクに乗る。
九州道から大分道。玖珠インターで降りてインター近くの豊後森機関庫へ。

ちなみに訪問は2度目。夏にきてみたいと思っていたのだが、やや残念なのが、伊万里の川南造船所のように、植物に覆われて建築物だかなんだかわからなくなっている状態が見てみたかった。メンテをしているのか育ちが悪いのか、そこまではなっていなかった。

玖珠から南下。小国町に入る。
NKS architectsの北里アリーナ。

中には入れなかったけど実はこれが今回見た小国建築中で一番よかった。写真が撮りにくかったのだけれど、建築としての主張が強すぎてちょっと痛いと感じるほど。痛いものはよい。
写真でみえる建物上部の立ち上がりはハイサイドライトで、そこに接続されたステンレスのパイプが取り入れた光を反射させて体育館内に落とし込む。不思議なプロポーションもあいまってひととき見とれてしまった。

続いて小国中心部のゆうステーション。葉祥栄。

ミラーガラスは葉さんのデザインツールでもあるが、青空とこんなに似合うとは思わなかった。北九州に行ったときに見た同じく葉さんのニューロビンカルチャーセンターの時には感じなかった。なぜなら北九州は周りに生ゴミがぶちまけられていてたくさんカラスがいたから。

小国町隣保館・児童館。葉祥栄。

相変わらずガラス穴あけ換気扇が良い。

小国ドーム。葉祥栄。


日本最大級の木質スペースフレームだとか。とにかく始めに思ったのは「あ、葉さんすごいちゃんとしてる」でした。雨漏りしなさそう!!
ともあれ、こんなに美しい体育館はそんなにないんじゃないでしょうか。

グラスステーション。葉祥栄。

放物線を結んで作られた2次曲面になっているのだが、トップライトのガラスはパンチングメタルをサンドイッチして防火規定を満たしている。んだったっけ?(ウロ覚え)


グラスステーションの向かいにある原田興産ビル(これも葉祥栄)のコンクリートプラントにあった、なんだかわからないPC部材。なんだかわからないものが大量にあるというのはそれだけで興奮する。

小国を出てえんえんと西へ。八女、久留米を超えて大川にある筑後川昇開橋を見る。

http://www.yado.co.jp/hasi/fukuoka/tikugok/tikugok.htm
詳しくは上記サイトだが、昇開部分は地元のおばちゃんたちのだべり場になっていた。時間で待ち合わせしておしゃべりしてるみたい。

適当レビューだが、とりあえずまとめ。
・弊社、改めてすごい。
・葉さんは雨漏りしている物件以外にも、いい建築がたくさんある。
・新調したカメラが気に入った。
・夏に写真は撮りづらい。
なんて知能の低いレビューだ・・・