都城

打合せで都城へ。
都城と言えば、最近保存が決定した菊竹清訓都城市民会館があまりにも有名であるが、そこから少し離れた小さな田舎町のなかにこれほどファンキーな納骨堂があるとは、上記の建築マップを読むまで知らなかった。

トップライトの下には内部が真っ赤に塗られた木製のセードが浮いている異様なデザイン。写真が良くないけど。

安楽寺久遠堂
宮崎県都城市山之口町富吉3527

この建築は1970年に、当時の九州大学の教授であった光吉健次によって設計されたものだそう。九州大学箱崎キャンパスにある講堂もコンクリート打ち放しで、箱崎キャンパスのなかでひときわ異様な雰囲気を出していたが、きけばこれも光吉さんの作品。また建築マップにもいくつか光吉さんの作品が載せてある。

上記写真は建物下部の軒状になっている部分であるが、各面のコンクリートの正確な中心部分に謎の凹みがある。ちょっと見ただけなのだが、面に対して垂直に彫り込まれた深さ200位の長方形の穴で、配線や窓は見つからない。意匠的なデザインにしては意味不明。機能が全く見いだせない穴なのだけど、誰か知っている人、あるいは予想がつく人は教えてください。